ダンサーの社会的地位向上のため。

私はコナミスポーツクラブで10年勤務し、その後ゴールドジムで15年勤務していました。

現在は江戸川区の葛西でパーソナルトレーニングジム、MasterSpiritを運営しています。

当時、ゴールドジム原宿のDマネージャーから「なんでダンサーの方って、かったるそうで挨拶もロクにできないんですか?」っと言われた。

私はダンサーを擁護した。

「ダンサーは夜中にショーがあったり…生活が不規則になりがちになり…」などDマネージャーに伝え、その場でダンサーの立場やイメージをかばった。

と、同時に個人的に悔しい気持ちが湧いた。

ゴールドジムは格闘家の出入りがおおい。格闘技をしている人たちは礼儀を大切にしている。立ち技の方々は気持ちの良い感じの方が多かった。

Dマネージャーは立場上、ゴールドジムに出入りする全スタッフと接するので格闘家の人たちやダンサーを人として無意識に比較していたんだと思う。そこで原宿のDマネージャーが個人的に私に聞いてきたのだ。

ゴールドジムのスタッフの方はダンス業界やダンサーの事に関して詳しく知らない。

ゴールドジムの社長に「私はダンスのことはまったくわからない」と直接、聞いたので間違いない。

ストリートダンス業界というのは小さなコミュニティです。

その小さなコミュニティで通用している行動様式が別の世界でも通用すると思っているダンサーは損します。

現在、様々な現場で活躍されているダンサーひとりひとりの言動がダンサーという職業自体のイメージに反映されます。

リスペクトはダンス業界という狭義の中だけの言葉ではありません。広義の意味でリスペクトされる人を目指してください。

人に会って施設にいって自分という商品をダンスというスキルをつかい指導するのですからサービス業でありホスピタリティです。

そこには人としての“信頼”が必要です。

できないことができるようになる“感動”を、あなたのダンスで伝えて下さい。

決められた入り時間は必ず守りましょう。

田中 傑幸

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